総合的治療
総合的治療について
- なんでもおいしく食べたい
- 一本でも多く自分の歯を残したい
- 入れ歯が合わず噛めない
- お口の状態が悪くて長年ご苦労されている患者様へ
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歯を失いお口の状態が悪くなって初めてその大切さに気づくものです。
現在の歯科医療では失った歯を取り戻すことはまだできませんが、総合的治療によって歯のある人と同じように食べ、笑い、生活することは十分可能です。
ご自身の歯を一本でも多く残して口腔機能(お食事やおしゃべり)と審美性(きれいな歯、口元と顔の形)を回復することでQOL(生活の質)と健康寿命の向上に役立てると信じています。
総合的治療は歯周病治療を基本にしていろいろなオプションテクニック(インプラント、審美治療、特殊な治療 参照)を組み合わせて行います。
治療の流れ(治療計画と相談)
- 診査・診断と病状の説明
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レントゲン撮影、口腔内写真撮影、歯周病診査、噛み合わせの診査を行います。
»歯周病治療の流れ現在のご自身の状態を理解していただくため口腔内写真、レントゲン写真、イラストを使って説明します。
- 治療計画の相談・提示・検討
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治療計画は患者様のご希望を優先して立案します。大掛かりなケースでは何パターンも治療計画をご提示して説明します。
(治療計画の検討だけで何回もかかる場合がありますので基本治療を進めながら相談します。)
- 治療期間
- 半年~1年、複雑なケースでは2年以上かけて進めますので、治療期間中も仮歯、仮義歯で生活に不自由しない様に計画します。また治療期間を長く設けることによってより安全で確実な結果を得ることができます。
- 診査・治療計画の再検討
- 治療期間中は再審査を行い必要があれば治療計画の変更をします。
- 最終補綴
- 仮歯、仮義歯で時間を掛けて良好な状態を確認してから、最終補綴物を装着して治療が終了します。
- メンテナンス
- 治療終了後にメンテナンス治療に移行します。 »メンテナンス
実際の治療例
- Case1 / 部分矯正と審美治療
- 歯周病治療に部分矯正を組み合わせることできれいな歯並び、噛み合わせに改善しました。
治療後は、歯ブラシも簡単でプラークコントロールが良くなりメインテナンスも良好です。
治療開始
歯並び、かみ合わせが悪く歯肉の腫れも目立ちます。
治療中
歯周治療と部分矯正を同時に進めます。
治療終了
歯並び、噛み合わせが良くなりました。歯ブラシも簡単にできます。
治療期間:2年7ヶ月
治療内容:歯周基本治療、部分矯正、インプラント、歯周外科手術、審美治療(メタルボンドクラウン)
抜歯:2本(1本は親知らず)
- Case2 / インプラントを利用した義歯とブリッジ
- 上顎はインプラント固定の義歯。下顎は歯周外科手術で前歯を残して奥歯はインプラントにしました。
義歯がしっかり固定され良く噛めます。
治療前
入れ歯が合わなく、歯茎が腫れて痛みがあります。
治療後
上顎:インプラント固定のアタッチメント義歯(総義歯)
下顎:前歯6本は歯周外科手術をして残し、臼歯部をインプラントブリッジにすることで前歯の負担を少なくします。
治療期間:10ヶ月
治療内容:歯周外科手術、インプラント(ブリッジ、アタッチメント義歯)
抜歯:7本
- Case3 / 歯肉の審美、インプラントブリッジ
- 歯周形成手術で歯肉のラインを整え綺麗に改善しました。
奥歯はインプラントで治療しました。顎骨の条件が悪かったので骨を作る治療もしています。
治療前
歯肉が痩せて歯根が露出しています。審美的に悪いだけでなく、むし歯になりやすく知覚過敏の症状もあります。
奥歯がなくて良く噛めません。
歯周形成外科
露出した歯根面に歯肉を移植します。
治療後
歯肉が健康的で綺麗になり審美性を回復、知覚過敏も治りました。奥歯はインプラントで良く噛めます。
治療期間:1年10ヶ月
治療内容:インプラント(骨増生)、歯周形成外科、メタルボンド(クラウン、ブリッジ)
抜歯:3本
- Case4 / 智歯の移植、部分矯正、インプラント
- 治療期間:2年
治療前
口呼吸が影響して歯肉の炎症が強く出ています。
治療後
歯周治療により歯肉の炎症は改善して綺麗なピンク色になりました。智歯の移植・インプラントを利用することでブリッジ(他の歯を削る)を避けて全体の治療をしました。